1.金井工芸に到着
まずは行き方ですが、カーナビに入力した住所通りに進みます。空港方面から見てビッグⅡの数百メートル手前を左に入り、そのまま進んでいくと看板が二つぐらいありました。カーナビが古いからか、番地までは入力できませんでしたが無事に到着できました。
金井工芸では職人さんがたくさん働いていました。アクセサリー作り体験場というよりは、まさに職人さんの働く仕事場といった感じです。
到着したら、「染めかアクセサリー作りのどっち?」と聞かれましたのでアクセサリーと答えました。ただし、その時には夜光貝作りの職人さんは作業場にはいなかったので、携帯で呼んでくれました。
職人さんはいつもいるわけではないので、事前に予約したほうがよさそうです。あとで聞いた話では、多い日は20人くらいも体験に来ることもあるそうなので、予約をしておいた方がいいです。
職人さんは20分くらいで来てくれました。他のお客さんはいなかったので、プライベートレッスンという感じでリラックスして体験できました。
この日は暑かったので、外の木の下のベンチで作業をしました。
この木が結構大きく、職人さんたちの車4~5台はみんな木の下に駐車していました。奄美大島は日差しが強いので日なたに車を置いておくと蒸し風呂状態、ハンドルも持てないぐらいに熱くなってしまいますからね。
木の下のベンチは風通りもよく、気持ちよく作業できました。
2.夜光貝アクセサリー作成体験
(1)鉛筆でデザインを描く
まずは紙に鉛筆でデザインを描きます。デザインは完成品の写真集を参考にして自分で考えます。写真集のものそのものでもokです。実際に書いた形の通りに実物大で作りますので、慎重に描く必要があります。
デザインを決めたら、その絵をハサミで切って夜光貝にくっつけて鉛筆でなぞります。職人さんに、「この辺りに書いてねー」と言われたので、その通りに書きました。
(2)大き目のカッターで削り出す
鉛筆で線を書いたら、職人さんが夜光貝を大きなカッターで鉛筆の線よりも一回り大きめに切り出してくれます。このとき粉塵が飛んでくるので、エプロンと使い捨てマスクを貸してくれます。
(3)さらに研磨機で削る
大き目に切り出した貝は、鉛筆の線をマジックで上書きしてから、作業場の中にある電動の研磨機で削ります。子供さんはこの作業は危険が伴うので難しいですね。このとき、摩擦熱で貝が熱くなるので、研磨機の後ろにある水道でちょこちょこと水につけると良いです。私は、後ろに水道があること気づかず、火傷しそうになりながら研磨しました。
ちなみにこの水道ですが、海水浴場の水洗い場の水道のように、水の出始めは熱湯になっていることがあるので注意が必要です。水道管が天井を通っているのですが、作業場の熱い蒸気が水道管を熱してしまい熱湯になってしまうとのこと。
ある程度まで削ったら、木の下のベンチに移動してさらに細かい研磨機で貝を削って形を出していきます。このポータブルの研磨機は押し付けすぎると、カッターが貝の裏に回って手を切りそうになるので注意が必要です。この作業も子供さんには無理だと思います。
さらにもっと細かい削り機で貝の縁のデコボコを削って平らにしたり、貝に穴を開けたいときはドリルで開けます。これは子供でもできるかな。
形ができたら、大きな研磨機で貝の表面を削って模様を出してくれます。軽く削ると虹色に、もう少し削ると白に、もっと削ると茶色になるそうです。
(4)紙やすりで磨く
研磨機での研磨が終了したら、完成まであと一歩です。次は、桶に入れた水の中で紙やすりを使って研磨します。
粗い目、やや粗目、細かめの3段階のヤスリで順番に削ります。紙やすりのざらざらがなくなるくらいまで一生懸命に削ります。削りすぎと思うぐらい削っていいとのことです。この作業は子供さんでもできます。
値段が安い体験だと、ここから開始するものもあるようですが、自分でデザインしたものを作る法が愛着がわくと思いますので、紙やすりで削るだけのものは私としては物足りないです。
(5)仕上げをする
削り作業、紙やすりの磨き作業が終わったらコンパウンドをつけて磨いてもらい、水で洗って完成です。完成したら穴を開けて、ネックレスかピアスのどちらかにしてくれます。私はピアスのあなを開けていなかったので、ネックレスにしました。「お店で売っているものと同じ仕上げをしてあげるねー」と言って丁寧にネックレス用の金具を取り付けてくれました。貴和製作所の金具を使っていました。
3.夜光貝アクセサリー体験料金その他
(1)体験料金
この金井工芸の夜光貝体験は一人3000円+金具代500円でした。一つだと3500円、二つだと金具代だけがプラスになり、4000円となります。
(2)おすすめポイント
安いネックレス体験だと、予め形を切ってある貝からはじめてやすりで磨くだけですが、ここの良いところは貝の形を切り出すところから始めるところ。本当に自分の作りたいものを書いた通りに作ることができ、完成した時の満足度はもの凄いものがあります。楽しくてあっとい間に時間が過ぎ、終わったのは1時間半後でした。
また、二つ作っても値段が500円アップするだけですので、たくさん作りたい方にもおすすめです。
ちなみに、この金井工芸は、ブラタモリでタモリが来て泥染をしたところだそうです。この泥染場で染めたそうです。次回は泥染にも挑戦したいと思います。

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